2008年05月18日

コスプレして街を練り歩く

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京都三大祭のひとつ、葵祭というのがあり、祭列隊員として参加してきました。

京都にある大学では祭列隊員バイトの募集があって、希望者は申し出れば参加できます。平日でしたが、五月晴れのとてもいい天気で、沿道には10万人もの人出だったらしいです。

葵祭は、平安貴族の格好をした人がお宮参りに歩いて行く、という、ただそれだけの祭りなんですが、この葵祭のいい所は、だてに1400年前からあるだけあって、祭りの世界観が神事としてとても色濃く統一されていること。ただの仮装行列ではなく、神事を行うための行列であって、フタバアオイの葉を全員が身につけて、厳かにしずしずと歩いていく姿がとても美しい。御所(都の中心)から上賀茂神社(鄙、山の方)へと向かっていくというその方向性も、神聖な領域へ向かうという奥行きがある。

もうひとつの見所は、一行が、緑の多い場所を通っていくということだと思う。普通の街中を歩いている時はそんなに特別な雰囲気もへったくれもないけれど、自然あふれる光景の中を歩いていく様は壮観。賀茂川沿いの緑でおおわれた街道を華やかな衣装でゆっくり歩いていくのも、また、遠くに山を見ながら、一行が橋を渡っていくのにしても、とにかく背景の自然と祭列の煌びやかさとが絡み合っていて、それはそれは、大変美しかった。「京都ならでは」という言葉は安易に使いたくないんですが、ああいう貴族趣味と、だだっ広い緑多き自然とが渾然一体となって美を奏でる、というのは、たしかに京都の伝統の大きな特徴だと思わされました。

それをただ見るだけでなく、内部から体験できるというのは、またとない経験でした。葵祭に毎年命を懸けて参加してるおじちゃんとか、このために牛を訓練してきたおっちゃんとかの話を直に聞けたのも、非常に面白い。

祭りって、地元の人の自己満足、というイメージが強かったのですが、
でも実際は、本当に様々な人が見て楽しんでいました。観光客、外国人、幼稚園児、老人ホームに住んでる高齢者、大学生集団・・・など、全く「地元の人」が自作自演で楽しんでいるだけのものではなかった。ああ、そうか、こういう祭りっていろんな人のためにあるんやな、と思わされ、こちらも嬉しくなりました。地縁的共同社会の崩壊から「祭りの形骸化」なんて言われるけど、少なくとも葵祭ほどの大きな祭りは、祭りとしての意義を十二分に持ってるなと。

今回の自分の役目は、本物の牛が引く「牛車」について、引っ張ったり押したり方向を変えたりする人。肉体労働としても結構疲れたし、突然のウンコテロがあったり牛のストライキがあったりと、なかなか大変だったけど、十二分に楽しかったです。みんなから見られて写真を撮られるってのは、テンションあがるね。ちょっとした優越感。くせになりそうです。
posted by かっしー at 01:41| 京都 ☀| Comment(30) | TrackBack(3) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月24日

身の振り決まる。

ここ3ヶ月ほど就職活動しておりましたが、
ようやく決まりました。

来春から、メディア関係の某巨大組織で働きます。
これから斜陽といわれるコンテンツ産業です。
給料や待遇よりも、自分がやりたいことで選びました。
めげずに頑張りたいと思います。

就活を終えてみての感想は、就職活動戦線がいかに欺瞞に満ちているかということ。それを間近で感じつつ、憤慨しながら格闘してきました。「第一志望です」「他を断って御社に行きます」と言っておきながら、他の会社の内定が出たら断るような、嘘八百が跋扈する就活市場。最後まで嘘をつかず、裸のままでぶつかっていくのは、正直とてもしんどかった。平気で嘘をつく学生に唖然とした。完全に正直者が損をするシステムになっていて、問題山積みだと思う。おれはまだ結果が出たからいいものの、嘘をつけなくて落ち続けていく学生はたくさんいるだろうと想像する。

将来、そんな番組をつくろうかな。笑
posted by かっしー at 01:49| 京都 ☀| Comment(17) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月29日

就職活動をしています。

結局、今、就職活動をしています。


え、なんだよ、それ。
と思った方もいるでしょう。
学者の道に行ったんじゃなかったのか?と。


過去を振り返ると、僕は、入学当初から、そもそも学問的興味が強かったので、大学院に行って研究者になろうという気持ちがありました。でも、大学3年の冬に、興味本位で就職活動を始めたところ、そっちが面白くなってきて、就職する気も増してくる。で、春に、いざどっちだと悩んだ末、やはり「もっと勉強したい」という純粋な気持ちから内定を断って、大学院進学を決意(その時の日記はこちらをご覧ください)。再び学者になろうと志し、院から京都大学に鞍替え。これからは政治思想を主軸に、黙々と研究生活を送っていこうと思っていました。

そして、いざ大学院に入学。入ってから、実際に「研究生活」をしてみて初めて、わかること・感じることがありました。

研究者の道を諦めた理由は、いくつかある。

一番大きいのは、正直、自分に向いてない、と思うこと。
学者に向いているのは、誰からも評価や強制がなくても、黙々と自分で本を読んでいってウットリしているような、そういう人間だと思う。考えてみれば当たり前かもしれない。残念ながら、僕はそういう人間ではない。押されて、責任を与えられて、もみくちゃにされて伸びるタイプだ。重圧があって、それに負けないように、苦しんで、苦しんで、悩み抜いてアウトプットを出すタイプだ。だから、あそこまで外的な責任のない世界は耐えられない。社会に必要とされていないことが、耐えられなかった。たとえ今は大丈夫でも、これをあと10年やる覚悟はない、と思った。ゆくゆくは名声を得て社会的責任をもつ立場になるかもしれないが、いま、責任が欲しい、と思った。とにかく僕は、宙ぶらりんで社会的に無所属の状態が、自分には無理だったんだ。それは、自分の弱さでもあると思う。だって、自分で「課題」や「目標」を設定して、責任を自分で自分に課している大学院生も実際にいるのだから。

研究者に「責任」がないというのは、学問の構造上の問題だろう。
学者は、責任を持つべき存在ではない。責任がないからこそ、自由に学問を研究することができる。だから、責任がないことを責めることはできないし、それはただ単に、僕が院進学を決意した際の読みの甘さだった。バカだった。

もちろん、院で本を読みまくったり研究したりするのは楽しいし、人間形成の部分でかなりこの1年思うところがあったから、完全に無駄だった、なんて言うつもりは毛頭ないけども。


というわけで、
就活してます。


3月中旬の1週間、某企業のジョブに行くことになったから、その期間含めて、前後は東京にいます。

とにかく、たくさんの人と会って話がしたい気分です。
もしご都合が合えば、メシでも食いましょう。
ご迷惑おかけしますが、付き合ってやってください。
posted by かっしー at 16:20| 京都 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月27日

北海道自転車旅行10日目 さらば北海道!!

5時半頃、寒くて目を覚ます。野宿した時と同じく、寒さはもうどうしようもないので、早く出発して体を温めることに。

この地域はアイヌの言葉や文化が一番残っていた地域のようだ。途中にアイヌ民族資料館があったので、開館時間の朝9時まで待って、楽しむことにした。民族資料が中心で、素朴な狩猟民族の暮らしぶりがわかる展示だった。

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このあたりは競走馬の牧場が多い。美しかった。

その後、ずっとゆるやかな下り坂の道を楽しみながら、温泉に寄ったり、義経伝説にまつわる神社に寄ったりして、ついに太平洋に到着。ひさしぶりの太平洋はまぶしかった……

そして、苫小牧まで海沿いの道を西へひたすら走る。めざすは夕方のフェリーだ。時間は余裕。苫小牧ではイオンで食料を買い込み、フェリーに無事、乗船。このあと東京へ帰るので、実質この北海道の旅は終わりである。よかった。さらば北海道……と感慨にふけりながら、フェリーの甲板に出ると、すばらしい夕陽が!!!

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大洗に着いてからは、雨が降ってきたので途中から輪行して東京の実家に無事到着!!すばらしい旅であった。

[10日目] 振内 → 苫小牧
この日の走行距離 71.9km
累計走行距離  1153.9km
posted by かっしー at 00:00| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 北海道自転車旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月26日

北海道自転車旅行9日目 峠越え

寝袋をなくしたという事実に凹んでしまい、昨日通ったベベルイ基線に落ちてないかと思って、朝、15kmほど引き返して探してみたが、見つからない。しかたなく戻って、先へ進むことにした。

さて、今日は峠越えだ。
苫小牧へ出るルートをとっていたので、金山峠と日高峠という2つの峠を越えなければならない。

ここは本当に人里離れた場所で、道以外に何もないので、もし何かあったら自力で何とかするしかない……とびびっていたのだが、いざ登ってみるとそんなに長い距離を登るわけでもなかったので、わりとすぐ超えることができた。たまに小さな集落がある以外は、本当に何もない。山のみがただずっと広がっている。

峠を越えた後はゆるやかな下り坂が続く。片側1車線の道に結構車通りが多くて、やや危ない道であった。

今日泊まったのは、こんなライダーハウス。
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北海道は国鉄時代に線路があちこちに通っていたようで、ここにも、今は廃線になったが当時の線路が残っていた。その電車を改造した簡易宿泊所。寝袋がないので、持っている服を全て着て寝たが、寒くて何度も目を覚ました。

[8日目] 麗郷 → 振内
この日の走行距離 102.7km
累計走行距離 1083.0km
posted by かっしー at 00:00| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 北海道自転車旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月25日

北海道自転車旅行8日目 大自然という誕生日プレゼント

フェリーの日程の関係で、このままの調子でこいでいくと早く到着しすぎることがわかったので、この日は存分に美瑛&富良野を堪能することと、十勝岳温泉に入ることを目的に、のんびり動くことにした。

ライダーハウスを出発して、ゆっくりとゆるやかな上り坂を登っていくこと2時間。ついに標高1000m近くの望岳台まで登り切る。ここからの眺めは、眼下に広がる美瑛の景色も、間近にそびえる十勝岳も、とにかくすばらしかった。実はこの日は24歳の誕生日であったが、非常に幸せな誕生日プレゼントだと思った。両親に感謝のメールを送った。

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このそばに吹上温泉という無料の混浴露天風呂がある。楽しみにしていたのだが、ここ数日は雨が降っていなかったため、お湯が熱すぎてなかなか入れない……。でも、地元のおじさんのアドバイスなどを受けながら、なんとか時間をかけて首までお湯につかった。疲れはとれたというわけではなかったが、面白い体験だった。

その後は一気に下り坂!!
2時間かけて登った道も、時速50km程出しながら20分そこらで下りきってしまった。爽快。その後は、富良野の観光スポットを観光。

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とみたファーム(ラベンダーは終わっていたが、様々な花が咲いていた)

メロンを買って実家に送り、ベベルイ基線という道路を通って麗郷という集落へ。

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ベベルイ基線。静かな、いい道だった。

麗郷には、有名な「北の国から」の撮影場所がある。一応見ておくか……という程度の好奇心で向かうと、そのそばにアンパンマンショップがあり、異常に興奮。おれ、アンパンマン好きなんです(と、ここに行って初めて気がついた)。どでかいバイキンマンの人形があったので、人目を忍んで記念撮影。アンパンマン初代本があり、読んでみたらかなりキリスト教色の濃い隣人愛的なストーリーで、とても感動した(やなせたかしはクリスチャンである)。「北の国から」の建物は入場料が必要とのことだったんで、遠くから見ただけで帰ってきた。

その日は麗郷のライダーハウスに宿泊。その日夜になって、寝袋を途中で落としたか盗まれたかしていることに気がつき、ショックを受ける。

[8日目] 美馬牛 → 麗郷
この日の走行距離 96.2km
累計走行距離   980.3km
posted by かっしー at 00:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 北海道自転車旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

北海道自転車旅行7日目 旭川観光&美瑛の丘

野宿では、疲れもあってすぐに寝つけた。しかしなぜかこの夜は特に冷え込み、凍えるような寒さで何度も目を覚ました。もう早く夜が明けてくれと思いながら、縮こまってひたすら耐えた。その朝の最低気温はなんと10度ちょいにまでなった。真夏だというのに息は白く、もうじっとしていると寒いだけなので、とにかく体を動かさなきゃ、と早々に出発した。

しばらく走ると体が温まってきて、なんとか寒さから逃れることができた。途中のコンビニで温かいコーヒーを買い、簡単な朝食をとる。その朝は、冷え込んだせいか道に濃霧が立ちのぼり、20m先すら見えない状態に。こんな状態で車道に出ていたら危ないので、歩道でゆっくり通ることにするが、たまに歩道がない箇所もあり、後ろからトラックが来ないことを祈りつつ怯えながら走っていった。

街並みにそって、ひたすら南下していく。途中、塩狩峠を越える。三浦綾子の小説「塩狩峠」を再読していたので、なんとなく感無量。思ったほど険しい峠ではなく、穏やかな緑の美しい峠だった。

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旭川近くの平野部の景色

旭川へ到着。久々の大都会だ。マンガ喫茶に寄って久しぶりにメールチェック。店員の態度の悪さに憤慨するも、我慢して店を出る。

旭川での目的は2つあった。ひとつは、三浦綾子記念館である。「塩狩峠」は印象に強く残った小説であったので、三浦綾子という人物には昔から興味があった。記念館は、緑の中にこぢんまりとした建物で、三浦綾子の生涯や彼女の様々な小説がわかりやすく展示されていた。「塩狩峠」しか読んだことがなかったが、他の小説も読んでみたくなった。

そして、目的のもうひとつは、旭山動物園。

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僕は結構ミーハーなので、旭川へ行くなら絶対行くと決めていた。この日は金曜日だったが、どこからそんなに人が湧いてくるんだ?と思うくらい、たくさんの人でごったがえしていた。人工物は何もない大自然をひたすら走ってきた自分としては、突然の人混みに正直吐きそうになったが、いや、そんなこと言っていてはアザラシは見れない!と覚悟を決め、頑張って列に並ぶ。そう、人気ある建物の中に入るには、ずらっと列が出来ているのだ。長い列で30分ほど。でも頑張って並びましたとも。おかげで、人気のペンギンもアザラシもシロクマも、ついでにオラウータンのショーも全部観てきました。ご多分にもれず、とても面白かった。やはり画期的だと言われるからには、それだけのものがあるんだと思う。人混みは大変だったが、平和なひとときでした。

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午後3時過ぎに、美瑛の丘に到着。ここは何も知らないで行ったのだけど、今回の旅で一番印象に残っている場所になった。とにかく美しかった。「丘」の景色というのは、日本では他ではあまり見ないだろう。山だったり谷だったり、ごつごつした岩だったりは全国にあるが、丸みを帯びた丘がどこまでも続いているという景色は、どこかヨーロッパの田園風景のようであった。丘は畑になっており、丘によって作物が違うためか、その文様が違う。それが全体でみると、パッチワークになっているように見えるのだ。夕陽に照らされながら、時を忘れて景色に見入っていた。

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そんなで、その日はただ走るだけでなくいろいろイベントがあったので、距離は稼げず、美馬牛という集落のライダーハウスに泊まることにした。管理人のおじさんが採れたてのトマトを持ってきてくれたり、五右衛門風呂を焚いてくれたりと、かなり快適な夜だった。

[7日目] 士別 → 美馬牛
この日の走行距離 119.2km
累計走行距離   884.1km
posted by かっしー at 00:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 北海道自転車旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月23日

北海道自転車旅行6日目 野宿という圧倒的孤独

北海道の真ん中の部分を通って南下していくルートをとっていたので、その日は海沿いの道ではなく、久しぶりに山道を走ることになった。たまには山道もいいものだ。高低差はあるが、緑が多く、たまに動物の顔も見えたりして、またそれはそれで走る楽しさがある。その日は、単純な国道を行くよりも静かな道を選ぼうと決め、あえて峠を2つ越えるルートを選択した。

途中に「天の川トンネル」という峠越えの長いトンネルがあり、長さ1kmほどあるのだが、とにかく中が暗い。国道ではないため、電気がほとんどついていない。車が途中で来ないことを祈りつつ、必死の思いでこいだ。

途中キタキツネに遭遇。かなり人間に慣れたキツネだった。
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山道を抜けて美深に降りると、もう街が続く。その日は、名寄を超えて士別まで走った。疲れがきたし暗くなってきたので、ここで休むことに。「士別サイクリングターミナル」という宿泊施設があり、泊まろうとしたら、どうやらサイクリングというのは名前だけのようで、チャリダー向けではないらしい。宿泊3500円と言われて、ちょっと考えてから、その付設の結構広い公園に野宿することにした。

今まで、野宿の経験は何度かある。しかし、今回は野宿するといっても、テントを持ってきていない。良い場所はないかと探したところ、こんなカプセルのようなベンチ?があったので、そこに寝袋をひいて寝ることにした。風は筒抜けであるが、寝られない感じではなかった。

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宿が決まれば安心である。近くの温泉に行ってゆっくりつかり、スーパーで半額になった惣菜を買って、公園に戻った。キャンプ場に誰かいるかと思ったら、誰もいない。真っ暗な公園で、ひとりベンチに座って食べた。圧倒的な孤独。弁当の生温かさが、さらなる哀愁を誘う。一人旅は何度も経験してきたし、それなりに気に入っているが、食事の時間と移動の時間は、なぜか他の人が恋しくなる。ひとりでは、どうしようもない不安がある。買い込んだ唐揚も天津飯もおにぎりも、ほとんど味がしなかった。暗闇の中、キツネらしき動物が遠くから見守っていた。することもないし、暗いし寂しいので、早めに就寝。

[6日目] 中頓別 → 士別
この日の走行距離 149.1km
累計走行距離   764.9km
posted by かっしー at 00:00| 京都 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 北海道自転車旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月22日

北海道自転車旅行5日目 ついに憧れの宗谷岬

8時に朝食、9時に出発。
薄曇りの好天気。本当に何にもない平坦な道をぐんぐん飛ばしながら、オロロンラインを北上していく。
今日はいよいよ宗谷岬だ。

この30kmほどの道は、途中、抜海という小さな集落があったくらいで、それ以外は家一軒も見ない。車もほとんど通らない。
左に利尻富士がきれいに見える。

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そうこうしているうちに、野寒布岬(のしゃっぷ)に到着。北海道の、宗谷岬と並んで北につき出している部分である。到着10時半で昼飯にはやや早かったが、前にライダーの人に聞いた「樺太食堂」で海鮮丼を食べる。ウニ・ホタテ・イクラなど5種類の海鮮物が盛られた豪華などんぶり2500円。イクラが、今まで食べてきた物と全く違う!!!イクラやウニは、今までは生臭くて苦手だったが、ここのものはとても美味しかった。

稚内は久しぶりの都会だったが、目前に憧れの宗谷岬が待っているので、ほとんどどこにも寄らずに宗谷岬を目指す。次第にテンションもあがっていく。追い風がもう気持ちよくてたまらない。この日は、この旅の中で、まちがいなく最高に気分の良い一日だった。

宗谷岬の南は「宗谷丘陵」という丘がつづく牧草地帯になっている。坂が多くて自転車にとっては大変なのだが、せっかくだから丘に寄ってから宗谷岬に行くことにした。そしてその丘の景色は本当にすばらしかった。牧草地の緑と、その向こうの青、さらにその向こうには樺太がうっすらと見える。

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宗谷岬に着いたのは12時半であった。
観光バスで来た団体客の記念撮影の列が出来ているも、強引にひとり記念撮影。感無量である。

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チャリダーやライダーがたくさんいるのかと思ったら、自分以外にチャリダーがいない。ライダーも数人だけ。他のチャリダーと「いやーうれしいですね!!」と感動を共有したい気持ちだったが、残念。しばし休憩をしてから出発する。

そこからはオホーツク海沿いに南下していった。
北海道の北端をぐるっと回ったので、風向きが逆になり、今度は向かい風が結構きつい。途中で急に雨に降られて、運良くあった道の駅に避難した時、同じく雨宿りしていた他のチャリダーと話をした。雨は20分ほどで止み、また日が差してきた。一日の前半で飛ばした分なのか、今までの疲れがたまっていたのか、夕方は体力的にもだんだんしんどくなってきたが、ぐっと我慢して中頓別という小さな集落まで目指す。そこに村営の無料ライダーハウスがあるのだ。

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到着したのは夕方5時頃。そこの「ライダーハウスみつばち村」は、冬はカーリング場になる施設を使ったもので、非常に快適だった。夕飯はインスタントラーメンを3袋分作って食べた。そこにいたライダーや家出少年、地元の方などと楽しく語らった後、就寝。

[5日目] 稚咲内 → 中頓別
この日の走行距離 172.6km
累計走行距離   615.8km
posted by かっしー at 00:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 北海道自転車旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月21日

北海道自転車旅行4日目 ルンルン追い風一本道

「北海道は、とにかく雄大だ!」ということを、おそろしく広い空と大地をもって痛感させられた一日だった。「日本海オロロンライン」という道は最高である。曇り空ではあったが、終始追い風でぐんぐん進んで、気持ちよいサイクリングだった。この日なんとなく予定していた宿は天塩のライダーハウスだったが、天塩には午後3時に着き、まだまだ行けそうだったので、結局そのあとるんるん気分で30kmほどこいで、稚咲内という集落の宿まで行ってしまった。

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ひたすら海沿いの直線

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牧草のビニール袋が点々と並ぶ(どこか現代芸術のようだ)

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オトンルイ風力発電所
(28基ものプロペラが一列に並ぶ。小さく見えるが、ものすごくでかい)

宿は、道の駅で会ったライダーの方から聞いた場所へ行った。夕食はその宿で、ジンギスカン食べ放題。

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北海道の食べ物は、何でも美味しい。魚介類はもちろん、野菜や肉も売っているのは北海道産ばかりなので、やはり新鮮さが違うのだろうか。札幌や旭川のラーメンもいけたし、スーパーで売っていた惣菜のメンチカツでさえ東京よりも美味かった。そこまでグルメではない自分も、これは!とあちこちで胸が躍ってしまうほどだった。

[4日目] 増毛 → 稚咲内
この日の走行距離 171.3km
累計走行距離   443.2km
posted by かっしー at 00:00| 京都 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 北海道自転車旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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