2006年09月01日

「白谷雲水峡&縄文杉」_屋久島・九州自転車の旅3日目

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今日はいよいよ縄文杉だ。

4時半に起きて、パンを食う。宿で借りた原付に乗って、夜明け前の暗い中、白谷雲水峡までの山道を登っていった。

原付に乗るのはほぼ初めてだった。16才の時に友達の原付をちょっと借りて、20mほど乗ったことがあるくらい。その時ウィリーしたのでトラウマになっていたのだが、久しぶりに乗ってみたら全然大したことはなかった。むしろ簡単。気持ちいい。ものすごく楽。バイクの快適さを味わってしまい、一瞬チャリダーとしてのアイデンティティを失いかけた。

登山口である白谷雲水峡に着いたのは6時。駐車場には僕が一番乗りで、誰もいない。まだ薄暗くて、朝霧の立ちこめる森の中に、ひとり入っていく心境をどう説明すればいいだろうか。ひとりだけという心細さはあるが、自分も森の一部となったかのように、中に溶け込んでいくような心地がした。どんどん森の奥へ奥へと引きつけられていった。

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  写真だと大きさは分かりにくいが、直径5mはある切り株。

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  写真よりも100倍はきれい

白谷雲水峡は「もののけ姫」の絵の題材になった場所で、とにかく「太古」という言葉がぴったりくる森だ。江戸時代に木材として利用され、森がまた成長して、刈られてというのを繰り返し、人と自然とが協働して作り上げた森である。地面は苔だらけ。至る所に、木々が寄せ集まって大きな木の塊を作っている。正直、僕は面食らった。あまりの自然の迫力と美しさに、歩くのを忘れて動けなくなってしまうほどだった。純粋に、生命のよろこびを感じずにはいられなかったし、そこにあるものがあまりにも美しくて、あらゆる自然に神が宿っているのだという「八百万の神」を信じたくなった。昔の日本人と、なんとなく分かり合えた気がした。

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  苔の緑に日光が当たってキレイだった

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  ものすごく大きな岩の上に木が生えている

辻峠を越えて、2時間ほどでトロッコ道へ合流。そこからの道は縄文杉だけを行くツアーの人が多くいた。ずっと1人で歩いていたので(鹿や猿はたくさんいたが)、人に出会えたことに安心した。

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  木漏れ日が美しいトロッコ道

そして、縄文杉に着いたのは11時過ぎだった。

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でかい。
ごつごつした肌に、うねるような幹の筋が伸びる。どっしりと根を張り、何千年も前からここに「不動」として存在し続けてきた、という時間の重みがあった。柵があって5mほど離れたところから見るのだが、それでもその存在感には圧倒された。でも、屋久島には縄文杉級の杉が結構たくさんあるので、縄文杉をそこまで特別だとは思わなかった。いつのまにか巨木に慣れてしまっている自分に驚いた。そこから1時間半ほどまったりと縄文杉を眺め、同じコースを帰ってきた。白谷雲水峡&縄文杉を両方1日で行くというのはかなり欲張りコースだったが、本当に行って良かった。

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  山道の途中から、宮ノ浦の集落を眺める

バイクで宿に戻り、宿でバーベキューに参加。
幻の屋久島焼酎「三岳」もいただいた。
posted by かっしー at 00:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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