2005年03月24日

春狂

春は人を狂わせる。

時に、寒さに凍えながら縮こまっていたものが、春の暖かさにふれて外側から少しずつ解凍されていくように、身体がやわらかくなるような錯覚を覚える。春の夜の生あたたかい風に吹かれたときの、ふわっと浮き上がるような高揚感がたまらない。強い風が吹き、塵と花粉によって、世界はいつも涙ににじんでいる。外の空気と身体の温度が近づいて、縮こまっていた身体が外に溶け出していくような、不思議な浮遊感。春の空気は、境目をなくす。どこまでが冬?どこからが春?……どこまでが身体?どこからが空気?……どこまでが理性?どこからが狂気?……このふわっと溶け出したような感覚においては、やってはいけないことも何だかふわっとしてしまいそうな、そんな危なっかしさがある。あんなことも、こんなことも、そう、全ては春のせい……?

このことを考えれば、日本では4月に入学式があるというのはもっともだ。9月に何かを始めたいなんて思わない。桜の咲くこの季節に、なんでこんなにも見事に新学期が始まるのだろう。このうきうき感が止まらない春の盛りに、春の幸せをかみしめた。
posted by かっしー at 04:14| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月22日

眠い時に寝る……墜ちていく日々

 ここんとこ毎日、生活リズムが狂いっぱなしだ。

 基本的に、僕は深夜はいくらでも起きていられるので、明け方になってようやく眠くなって寝る → 昼まで寝る → 次の日はもっと遅く寝る → もっと遅く起きる……というのを繰り返してしまう。昨日なんか寝たのは昼の12時だし。絶対に不健康。いつ食べていいかわからないし、いつ寝ていいかもわからない。浪人した時に体内リズムをコントロールしようといろいろ実験したことはあったけど、判明したことは4つ。

1,基本的に僕の体内リズムは26時間くらい。
なので、放っておくと日に日に狂っていく。そして今みたいに破滅的な状況が起こる。太陽の光を浴びることが必要なのか?いや、外には出てるし運動もしてるんだけどな… 一日30kmはチャリこいでるし。

2,睡眠時間を削ると、ろくなことがない。
睡眠時間は6時間は取りたい。徹夜は、翌日ノリでいけるならいいが、講義を受けたり自習したりするとなると絶対に寝てしまう。徹夜しようと決めたけど結局寝たパターンも多い。大抵ろくなことがない。

3,睡眠時間は90分単位で考える。
これは鉄則らしい。そう考えて、6時間、7.5時間と目覚ましをセットしたら、案外目覚めがよかった。

4,食事でリズムをつける。
食事をとることで身体を起こし、メリハリをつける。時間は違っても「朝食」「昼食」「夕食」は意識して食べる。でもこれを守るのは難しい。

さて、この狂いまくった生活リズムはどうしよっかな……
posted by かっしー at 08:19| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月17日

「グローバル・コンシャスネス」という代物

面白い記事を見つけたので紹介。
こういう、「自己/他者」を超越したような話、大好き。

http://x51.org/x/05/02/1633.php
posted by かっしー at 04:07| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | BLOG/ネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月15日

貧乏スタイルの流行

「貧乏」が流行っている、と思う。

実はたまに深夜番組をだらだらと見たりもするのだが、どうも最近「アンガールズ」という変なお笑い芸人をよく見る。ふたりしてとても貧相な顔。みすぼらしい格好。姿勢が悪く、顔色も悪い。いかに変な格好をして目立つかということに凌ぎを削っている芸人が多い中で、格段に目立たない。それを売りにしている芸人である。2人でシュールなショートコントをやり、「ガチャガチャガチャガチャ……」という訳わからん締めで終わる。この2人の家に突入という企画を観たが、想像に漏れず、狭くて、散らかっていて、いかにも20代の冴えない若者が暮らしている家だった。

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posted by かっしー at 02:54| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 語り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月11日

愚痴

いっぱいいっぱい

てんてこ舞い

せっぱ詰まりっぱなし


そんな毎日です。せっかくテストもレポートも終わったのに。何にそんなに忙しいのかというと、部活のマネジメントで、春の新人勧誘のための準備をしてるんですね。

僕は、いつも感覚をつなぎ止めながら生きているらしく、段取りを立てて徐々にやるということが苦手なことに気がつきました。右脳>左脳。考えてみれば、時間軸を考えるよりも、ある構想をもわもわ膨らませる方が得意だなぁ。
posted by かっしー at 02:35| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月31日

トルコ人の歴史認識

 トルコに行くと必ず目に入るものがある。アタテュルク(ムスタファ=ケマル)の肖像だ。学校や広場には絶対に彼の銅像が立っているし、どの店やホテルに行っても必ず彼の肖像画がかかっている。それだけトルコ人はアタテュルクが大好きなのだ。僕がトルコ人に会うたびに「アタテュルクは好き?」と聞くと、「なんでそんな当たり前のことを聞くんだい?」というような顔をされる。そして、彼がいかに偉大な人であるかをとうとうと語りだすのだ。この人気はものすごい。そしてその崇拝ぶりは、アンカラにあるアタテュルクの墓に行った時により強烈に印象付けられた。広大な丘の上に巨大な神殿のような建物があり、中はアタテュルクの博物館になっている。彼が対ギリシア独立戦争をどのようにして勝利したか、近代化が遅れたオスマン帝国末期の体制をどう改革していったか、などの英雄伝が、軍国的な音楽とともに展示されている。そうか、トルコのナショナリズムはここを基に作られているのか、と思った。帝国主義の列強を破って独立を勝ち取った軍隊、その軍隊の華々しさである。平和ボケ日本人の僕には、少々軍国主義的に感じた。

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posted by かっしー at 01:50| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 語り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月22日

「物乞い」という他者

旅していると、物乞いを見かける。日本でもホームレスはいるが、海外の物乞いは、見るからに、強烈に「哀れ」な形で通り過ぎる人々に迫ってくる。

イスタンブールで歩いていると、路上でティッシュを売る少年、靴を磨く子供、花を売るおばあさんなど、様々な人に出会う。橋の上などで毛布を広げてただお金を乞う人もたくさん見かけた。靴磨きの少年が馴れ馴れしく英語で話しかけてきた。何度も断ったが「ただあなたと話したい、No moneyでいい」と言ってしつこいから、しかたなく靴を磨いてもらった。彼は17歳、トルコ東部出身のクルド人で、5年前からイスタンブールに出稼ぎに来たという。磨くなんて全く必要ない僕のスニーカーを、一生懸命磨いていた。案の定、靴を磨いた後に「ちょっとお金くれてもいいじゃん」みたいな感じで食い下がってきたから、ちょっとしぶったが、彼の純粋さに免じて、お金を少し渡した。

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posted by かっしー at 06:27| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月21日

世の中いろんな人がいる__イスタンブールでのぼったくりクラブ体験

この話は、告白するのは恥ずかしいのだが、書くべきことだと思うので、書く。

話というのは、夜のイスタンブールをひとり散歩していたところから始まる。道を渡ろうとした時、「あ、車来てるよ」と横にいた人に何気なく注意されて、振り向くと同い年くらいの青年がいた。向かう方向が同じだったので、歩きながら「どこから来たの?」「何才?」などの簡単な会話をした。彼は、同じ21才で、イスタンブール大学でメカニックを勉強しているという学生だった。なかなか気が合ったので、いろいろ話したいなと思っていると「これからビール1杯飲みにいくんだけど一緒に行かないか」と言われ、一緒に飲みに行くことにした。

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posted by かっしー at 18:09| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月17日

トルコの港町にて一句

旅の夜ひとり海辺に波の音
海の向こうに遠いまぼろし
posted by かっしー at 14:46| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旅する人々点描

 なぜ旅をするのか。そのことをずっと考えながら旅をしていた。

 僕は、バックパッカーがあまり好きではない。というのは、話していても人間の奥深さが感じられないことが多いからだ。彼らに会ってまず話すのは、自分がどれだけ旅してきたかという自慢と、いかに安く旅をするかという金銭の情報と、命の危険にあって大変だった体験談くらいに終始する。話としては面白おかしいし笑えるのだが、そこに「なぜ」という言葉を挟むと、急に彼らは黙りこくってしまう。その国の文化や生活の話を振ると、「いい」「よくない」「クソ」といった一言で片づけてしまい、多くを語ろうとしない。まあもちろん言葉にするのは難しいのだけれど、言葉にできないという以前に、そういうことに意識が向いていない人も多いのだろう。僕は今回の旅でそういう人間にたくさん会った。帰りの飛行機で隣になった男子学生は「だってイランとか行ったら話のネタになるやろ」と言っていた。女を買う人、麻薬にハマる人、たださすらいの身を演じたい人。旅をしているといろいろな人に出会う。いったい何のために旅をするのか、そういう旅人と会うたびに、自分自身も深く考えさせられた。

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posted by かっしー at 02:22| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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